妙法寺

一乗山 妙法寺
いちじょうざん みょうほうじ

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【所在地】

藤枝市藤枝4-5-35

【開創】

元亨3年(1323)

【宗派】

日蓮宗 一致派 田方郡玉沢村 妙法華寺末

【本尊】

久遠実成本師釋迦牟尼佛

【由緒縁起】

 寺伝によると平家の落人の人辺氏が自分の出世の奇蹟に感激し出家したことによって、妙法寺が開かれたという。人辺氏は日蓮上人の高弟「六老僧」の一人日昭の弟子になり、日経と号し鎌倉で厳しい修行を積んだ。そして、元亨3年(1323)自分の家を寺とし、父の法号「大乗」を山号とし、母の法号「妙法」を寺号とした。日経の師日昭を開山と仰ぎ、自らは開基2世となって開かれたのが、妙法寺開創の由来である。
 その後法華経信者が増え寺運が興隆し、村田・浜戸の妙法寺とともに全国三妙法寺の一つとして、往古は壮大な伽藍を誇っていたという。宝暦年間(1751~1763)祝融の災に遭ったため、諸堂古記録等を焼失してしまい、残念ながら昔を語る物は門前の御神木の松だけである。この大松は樹齢400~450年といわれ、樹勢も盛んであり、中に2体の竜神がいると伝えられる御神木である。
 その後この焼失した本堂を再建しようと第15世日観は苦労を重ね、檀信徒の協力を得て明和3年(1766)ようやく本堂を完成させた。この再建にともなって寺門の興隆を願い、山号を「一乗山」に改称した。さらに天保7年(1836)、田中城主本多豊前守正寛は武運長久と檀信徒の安泰のために山門を新築した。太平洋戦争後改修したが、現在も大切に使われている。また境内にある七面堂には、寺宝の「七面大天女霊像」が祀られている。この尊像は身延の七面山の像と同じ木から同じ作家が彫った由緒深いものである。
 妙法寺は現在老朽化した本堂をとり壊し、平成10年の完成をめざして工事が進められている。旧本堂の瓦のあちこちには菊の紋章が使われている。またお袈裟にも菊の紋章を使うことが許されているが、これは弘化3年(1846)11月、村雲御所の辻民部より許可されたからである。平成10年完成される本堂の甍はまた新たな輝きを見せてくれるだろう。


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