修福山 利勝院
|
|
【所在地】藤枝市上薮田669 |
【開創】永禄7年(1564) |
【宗派】曹洞宗 藤枝市 洞雲寺末 |
【本尊】聖観世音菩薩 |
【由緒縁起】永禄3年(1560)桶狭間で今川義元が信長の攻撃によって討死にすると、今川氏の勢力は衰退し、葉梨の里も昔日の繁栄のおもかげは薄れて農民の里に戻った。このような戦国時代末期、洞雲寺三世信屋聚哉は内藤三太夫の支援を得て、利勝院を開創した。信屋は永禄2年には石雲院の輪住を務め、利勝院以外に五十海岳叟寺・瀬戸谷竜雲寺・大村用心院・滝沢用雲寺(廃寺)竜泉寺(廃寺)川根峯叟院(廃寺)慈済寺(廃寺)の八ケ寺も開いた名僧であった。開基の内藤三太夫は、今川家の家臣として、この地に居を構えていたが、今川家が駿河に移住するのに伴って、自分の家屋敷や田畑のすべてを利勝院建立のために寄進して、この地を去った大檀越であった。現在でも三太夫屋敷という小字名が残されている。 |
|
|