西益津

藤井神社 西益津
ふじいじんじゃ

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【鎮座地】

藤枝市平島154

【創立年月日】

創立年月日不詳
慶長11年(1606)再建
~文化15年(1815)再建

【例祭日】

10月9日

【祭神】

弥都波能売命 (みつはのめのみこと) 天穂日命(若一王子神社) (あめのほひのみこと) 須佐之男命(津島神社) (すさのおのみこと)

【由緒】

 藤井神社は、往古この平島の守護神(産土神)として、奈良県吉野郡吉野村鎮座の旧官幣大社丹生川上神社より御分霊を勧請して創立された神社である。丹生川上神社は水の事を掌る神として農業国である我国に於て古来より尊崇された。創立は定かではないが、昔瀬戸川、葉梨川の水害に痛めつけられた先人が、川の霊、水の霊を祭り、五穀豊穣の祈願と、あらゆる災難からの郷土の安全を願い、子孫の繁栄と平島の発展を祈って創立された神社である。棟札に慶長11年(1606年)、元和4年(1619年)、寛永14年(1637年)貞享元年(1684年)、文化15年(1815年)再建とあるように、10年20年の間に再建されている事を見ると、先人が災害に悩まされていたことがうかがわれる。創立年月日は不詳であるが、境内の大楠(周り六間四尺二寸)を見れば古社であることが知られる。旧除地高四石五斗五升を有し、明治8年村社に列せられた。
  尚、水の神の使いと云われる蛇(蝮)の害に逢うものなし、と言い伝えられている。


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