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藤枝市志太4-10-19
元禄年中(1688-1704)
天水分(みくまり)神 国水分(みくまり)神
元、水分(みくまり)神社という。 元禄年中本字田甫非常の早魅にて人々日夜苦慮し、八方潅漑の方法を考えたが如何ともすることが出来ず数十日の間、一滴の雨も降らず、作物の枯死せんするを傍看するのみ、ここに於て信徒一同の希いにより該神を奉斎し、降雨の祈願を行ったところ大雨ありてこの年は大いに五穀の豊穣を見た。因て信徒その稜威を感謝し、創めてこの地に鎮座し、其後しばしば早魅の憂ある時は祈祷を行う慣例となる。故に往古より俗に該地を称して雨乞いの場所という。